空き家の利活用の仕組みを考える

残念ながらイベントとしては中止となったけれど、ZOOMオンラインセミナーとして開催されることとなり、無事参加することができました。

もともとは調布市の空き家・空き店舗への取り組みに関心をもったことから今回のイベントを知ることになりましたが、思った通りとても興味深い内容でした!

今回は主に京都を中心に不動産プランナーとして活動されている岸本千佳さんのお話をお聞きしました。

建築家でもハウスメーカーでも対応しきれないような、解体するかリノベーションすべきか迷うような物件を、そのエリアの特性を活かしたコンセプトをもつ、シェアスペースに生まれ変わらせる。

それはまちに彩を与え、その場所を拠点としてさらにまちに動きが拡がっていく、そんな一粒のしずくとなるようなリノベーション物件を、多数手がけていらっしゃいました。

ひとつの物件のリノベーションを外に開き、地域でお披露目し、関わる人を巻き込み増やしていくことで、人の流れや動きが変わる。それがまちの空気を変えていくことにつながっていく。聴いていてワクワクするような事例ばかりでした。

実際に借りたい!という人が出てくるよう「100人がまあまあいいと思うよりも8人の超いいね!」を意識したリノベーションを目指しているとのこと。

岸本さんのお仕事は、もちろん建築や不動産の知識は必要ではあるものの、それ以上に大切なのが企画。

「物件のあるエリアを詠み」「コンセプトを考えること」。そして、「そこで働く(または住む)人たちをチューニングすること」。

こうした活動により、物件のオーナーから「ずっとお荷物だった物件が、初めて素敵に思えた」というお言葉をいただくほど、その物件に価値を生み出すことができています。

ご自身の会社名「add SPICE」というネーミングも、世の中に面白みを添える、という意味があるなど、その言葉の選び方やセンスがとにかく素敵だなあという印象。

こんな方が地域のあちこちにいたら!どんなにか日本中に素敵なまちが、エリアが増えることか、と思いました。

でも、本当はあちこちにいるんですよね。

こういうことを考えている、またはできる人。

でも、まだまだ表に出てくるきっかけがない、活躍できる仕組みができていない。

岸本さんを、その活動を、知ることによって、自分もやってみたい、自分もできるかもしれない、そんなことを思う人がどんどん出てきてくれるように、いろんなイベントに積極的に出るようにしている、ともおっしゃっていました。

今後も、その活動には注目していきたいと思っています。

また、今回主催されていた調布市の「空き家活かし方学舎」「空き家をスナックする会」の取り組みも、とっても面白そうです。
これまで市内でも各セクターによって様々なイベントを開催されていますが、市との協働関係も良好のようで、市としても来年度から本格的に空き家の利活用について動きがありそうなので、こちらも注目していきたいです。

小平市でもシンポジウムや空き家相談会などのイベントは年1,2回行っているようです。
調布市の動きを注視しながら、小平市へも提案をしていきます。