子どもや若い人たちへのワクチン接種について――意見書をとおして伝えたいこと

9月定例会最終日に、議員提出議案第39号「安全性が確認できるまで未成年者への新型コロナウイルスワクチン接種の中止を求める意見書提出について」の採決がありました。

この意見書は会期中厚生委員会で審議され、採決では提出者代表の一人会派と生活者ネットワークが賛成、反対多数で否決されました。

討論原稿についてはこちら

 

以下、意見書の採決にあたっての生活者ネットワークの考え方の要点を示します。

1,日本の未来を支える子どもや若者たちに接種するワクチンの安全性に対しては、他の年代よりもさらに慎重な態度がとられるべきであり、リスク(危険性)とベネフィット(利益や効果)について慎重に比較したうえで、明確に利益が上回ることが重要である

2,新型コロナウイルスのワクチン効果はあくまでも発症予防や重症化予防であり、感染防止にはならないことが明らかになってきているにも関わらず、公衆衛生のために、あるいは誰かにうつさないために、という名目で、重症化しにくい未成年者に対して副反応の報告が増えつつあるワクチン接種を推し進めることには納得できない

 

生活者ネットワークとしては、ワクチン接種自体を否定するものではなく、接種による発症予防、重症化予防効果によって、リスクが回避できる方や精神的に安心できる方もいると認識しています。

しかし、討論のなかでも厚生労働省が発表している具体的な数値を示しましたが、1年半以上にわたるコロナ禍から見えてきたこととして、子どもや若い人たちの新型コロナウイルス感染症による重症化はほとんど見られません。高齢者や一部の基礎疾患、リスク要因を持つ方々が注意すること、必要なときに必要な医療対応が受けられることこそが必要な対策であるということが分かってきています。

また、新型コロナウイルスのワクチンの効果はあくまでも発症予防や重症化予防であり、実証が難しいことから感染防止の効果があるとはいえないということは厚生労働省の資料にも以前から明記されています。抗体についても現在は長くても6か月程度と言われ、集団免疫を獲得するのは難しいともいわれています。

3回目の接種が進んでいるイスラエルや、新型コロナウイルスワクチンの接種を必要回数終えた人が8割を超えるシンガポールでも、現在感染が急速に再拡大しています。

これはワクチン接種が感染拡大を防ぐものではないことを示していると考えられます。

一方で、ワクチン接種による重篤な副反応者数、死亡者数は、時を経るごとに数が積みあがってきている状況です。最新の10月1日に開催された第69回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会で発表された資料によれば、副反応報告は25,000人を超え、重篤副反応者は4,754人、うち死亡者数は1,233人です。
10代の重篤な副反応も多数報告されており、死亡も2名となっています(新たに健康だった小学生の死亡という話も出ていますが、これについては多くの情報が出回っているものの、全く確たる報道や情報がなく、現時点では数に含めません)。

ワクチンとの直接の因果関係については多くが不明とされているものの、こうした現状から、とくに新型コロナウイルス重症化のリスクが低い未成年者ではワクチン接種がベネフィットを大きく上回っているとは考えられません

親の意思決定も強く関与し、自らの意思でワクチン接種に関する幅広い情報を集め判断することが難しい未成年者への接種に関しては、少なくともワクチンの臨床試験(治験)が終了し中長期的な影響や副反応の確認や対応を含めた情報がきちんと蓄積され公開されることを待つべきと考えます。

 

3,接種したい人の意思も尊重すべきという意見はあるが、リスクコミュニケーションの前提には、メリットとデメリットに関する情報が公正かつ適切に得られる状況があることが必要

採決にあたっての反対の主な意見として、「接種したいと思う方の自由・意思は尊重されるべき」とありました。確かに、いかなる人も自らが発する自由な意思は尊重されるべきであるという想いには共感するところです。

しかし、今とくに子どもたちが新型コロナワクチン接種について、適切な判断をし、自由な意思を持てる状況にあるのでしょうか。大人ですら、職場や家族、友人などの人間関係のなかで接種についての圧力を感じ、自らの意思に反して接種を選択する人が多くいます。接種済の人には多くの特典が与えられようとさえしています。親の影響力が強い子どもはなおさら自らの選択肢を持つことは難しいのではないかと推察します。

先に示した副反応部会の検討状況や重症者数、死亡者についての情報は、厚生労働省の発表している公的な情報であるにも関わらず、なぜかコロナウイルスによる重症者や死者の情報に比べてテレビや新聞等マスコミではほとんど扱われず、多くの人に知られていない状況です。

現在目にするテレビや新聞、ネットの情報はワクチン接種推進に偏っているとしかいえず、YouTubeやFacebookがコロナワクチンを批判する情報を削除し、投稿もできないようにするなど、多様な意見や見解を認めない状況下にあります。

例えば日本で最も多くみられているYahoo!の検索サイトでも、コロナウイルスやコロナワクチンに批判的な記事はなかなか上がってこないようになっています。こうした状況下で多くの人がワクチン接種を判断するための公正で適切な情報を得られているといえるのか疑問です。

以上の理由から、生活者ネットワークとしては、子どもや若い人たちへのワクチン接種を、治験が終了し安全性が認められるまで見合わせることが適切であると考えます。

しかし、既に12歳以上の接種が進んでいる状況のなかで、今できることとしては、

・市においては新型コロナウイルス感染症を不安に思う方と同様にワクチンの副反応についても不安に思う方がいることもきちんと尊重し、「打つ選択」「打たない選択」ともに差別を受けることのないよう注意喚起をしていくこと 

・市民がワクチン接種に関するメリット・デメリットに関する適切な情報に接することができるよう市としてできる限り環境を整備すること

・未成年者に関してはあくまでも任意接種であることを伝えるとともに積極的勧奨は控えること

を強く要望し、賛成の討論としました。

 

最後に、とくに小・中学生のいる保護者の方々には、新型コロナウイルスワクチン接種にあたってはあくまでも本人の同意が必要な任意接種であることを踏まえてお子さんの意思を第一に尊重していただきたいと考えます。