1月のおしゃべりカフェは、「香害」をテーマに開催

関心を持ってくださった多くの方にご参加いただきました。

始めに日本消費者連盟が制作した香害に苦しむ方々の切実な声や生活の様子、専門家の意見などをコンパクトにまとめたDVD「香害110番」を視聴。その後、参加者の方々と意見交換を行いました。

ご参加いただいた方々のなかには、ご自身や家族が香りに苦しんでいらっしゃる方も多く、リアルな声や意見を沢山聴くことができました。

子どもが持って帰ってくる給食の白衣の香りがすごい。ゴム手袋をして手洗いすると、それだけで泡立つのに驚く。
コインランドリーの排気口からものすごいにおいがして、たまたま通りかかったとき気が遠くなったことがある。
電車のなかの香りで入り口から奥に入っていけない。
オヤジ臭、加齢臭は嫌うのに、一部の人が具合が悪くなるようなほどの強い香りを好むのは矛盾している。
子どもが実家に遊びに行って戻ってくると、洗剤のにおいが充満している…

本当に話は尽きませんでした。

 

たとえば、保育園や幼稚園、学校、病院、施設など、公共性の高い場所で共有するものについては石鹸を使うようにしてほしい、学校や病院、食事をする場所など不特定多数の人が利用する場における香りのエチケット啓発(ポスター掲示など)を行う、など、私たちの社会において香りへの意識向上は必要です。

やはり商品の生産者に対しても、香りが残りすぎないような仕組みに戻す、少なくとも成分の表示などはきちんと求めていきたいと思います。

今後とも、生活者ネットワークとして、この「香害」の問題にはしっかり向き合っていきます。