小平ネット学習会 「5Gってなに・・? 何がどう変わるの?」
5Gという言葉は最近よく耳にしますが、実際はこれまでの4Gとどんな違いがあるのか、私たちの暮らしや人体への影響などを含めて知りたいと思い、市民科学研究室の上田昌文さんをお招きして1月に学習会を開催しました。当日は30数名の参加となり、関心の高さがうかがえました。
リスクを知って快適に活用するために
5Gは1980年代に始まって5世代目となる通信規格です。4Gよりも通信速度が20~100倍速くなり大きなデータも高速で受け取れるようになり、オンライン会議などの通信がよりスムーズになる、たくさんの端末に同時接続できるようになるなどのメリットが挙げられています。一方で、あらゆるものがデジタル化・ネットワーク化することによる情報漏洩のリスクや、皮膚の表層温度が高くなったり汗をかいたような状態になる、白内障などへのリスクなど人体への影響も指摘されていますがまだ多くが明らかになっていません。
デジタル社会への流れはどんどん加速していくなかで、電磁波から身を守るために電波を発信・受信するものから体から離すことはますます大切です!
携帯電話は耳に直接当てずに少し離す、イヤホンをつけたりスピーカ―モードで話す、家の子機電話も同様で長時間耳に当てているとリスクがあるのだそうです。コロナで会えないことから友人や家族、親せきなどと長電話することも気をつけたほうがよいようです。
GIGAスクール構想でどうなる?
GIGAスクール構想もすすんでいくと、子どもたちの電磁波暴露が増大し、感受性の高い子どもへの思わぬ影響が出る恐れがあるかもしれないといいます。目への影響や、姿勢が悪くなるなど使用頻度が多くなればなるほど悪影響を増大させることは間違いないといえます。
欧米で規制が進んでいるWiFiの設定(不使用時にはOFFにすること、機器との距離など)や電磁波過敏症への対応・配慮など子どもたちへの影響についても注視していくことと、環境チェックしていくことが必要であると改めて感じました。